uranawanaiiのブログです

シンプルに淡々と

大杉漣

大杉漣が死んだと言われても

急すぎて

なんの感情も沸かなかった

というか湧いてないが

好きでも嫌いでもないし

棒読み演技というか

最近では大根役者的な批評をあちらこちらで受けてたり

シン・ゴジラ大杉漣に関しては唯一使い方が絶妙だった的な話を聞いたりして

「そんなものなのか」と

思ってやり過ごしていましたが

 

大杉漣が出てくると

大杉漣だな」

「ああ、大杉漣だなぁ」と

なんとなく納得するというか

安心するというか

大杉漣は誰を演じていても

大杉漣だったなぁと

そんな不思議な存在でした。

観ているときはそんな事も別段思いもせず

ゴチになりますとかに出てても

大杉漣だな」というぐらいにしか感じないというか

空気ぐらい

なんというかなんとなく

ずっとテレビや映画やドラマにいて

草なぎ剛がいた施設のおじさんとか

水木しげるの嫁の親父とか

そんな感じで存在していた

特殊な顔面を持つ人

顔を見ては「大杉漣だな」と確認して終わるという

それが大杉漣でした。

 

死しても未だに大杉漣はテレビに出ているし

観るたびに「大杉漣、生きてるじゃん。生き生きしてるじゃん」と思ったりするだろうし

感慨もクソもないけど

大杉漣が死ねば死ぬほど

わりと俺の中の大杉漣

それなりに大きな存在というか

そうでもないというか

よくわかんないけど、

いい役者が死んだのだなと感じざるを得ない

そんな私の大杉漣でした。

 

RIP

 

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あばれうまのりお

大杉漣を初めて認識したのはポストマンブルース