「プロレスって八百長なんでしょ?」
「プロレスって八百長なんでしょ?」
という昔からある質問の、
いかにも人をバカにしているような
個人が「プロレスが好きだ」というセンシティブな感情を踏みにじるあの感じはいったい
何ハラスメントなのだろうか。
他にも「アイドルが好き」と言えば
「裏ではヤりまくってるよ」的な事をわざわざ言う人。というか言ってきたあの時の彼。
別にそれを言われて怒りゃあしなかったけど、
なんだったんだろう。
発想も感性も精神も貧困な人だったのだろうか?
まあそりゃいいとして、
プロレスはプロレスじゃないか。
あの頃も今もプロレスはプロレス。
本気のプロレスごっこを試しにやってみてもらえれば誰にでもわかるんだけど。
まあ、やらないだろうけど。
相手を壊すような怪我はさせずに、
自分も怪我をせずに、
相手の技を時には受け、
時にはかわし、
リアクションもして、
さらにお客さんも喜ばせて、
みんなで盛り上がってる中、
必殺技でかっこよく試合を終わらせる。
それがプロレスでいいじゃないか。
それを「八百長」とか「本気じゃない」とか言っても、
そういうことじゃないでしょ、と。
映画も小説も演劇も落語もコントも漫才も「嘘っぱちでしょ?作り話じゃないですか」なんつってんのと同じじゃないか、と。
「将棋(囲碁でも可)ってAIのほうがプロより強いんでしょ?」とか言ってもさ。人間が指すから面白いんじゃん。
人間が神の一手を追究するのがいいんじゃん。
関係ないけど、俺、サッカーはほとんど見ない。地味だから。地味。
ホームランとかKOとかないし。
ワールドカップは観たけど、スポーツとしては退屈。
オーバーヘッドキックとかサイクロンとかネオタイガーショットとかやんないし。
でもサッカー好きな人にわざわざそんな所感をこちらから率先して言う必要はない。
アイドルだって「好き」って言って見てるだけなんだから、
横からアイドルへの誹謗中傷と見せかけてこっそり個人のパーソナリティーを攻撃してきた彼はなんだったんだ。
昔の話(中江有里がアイドルだった頃)なのでどうでもいいけど。
でも、思い返せば彼はサッカー部だったんだよなぁ。
彼は俺に、もしかしたらある種のプロレスを仕掛けてきていたのかもしれない。
だとしたら、正直スマンかった!
眠れない夜。
Amazonプライムの「有田と週刊プロレスと」を観ながら思った事でした。
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あばれうまのりお