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シンプルに淡々と

輪島が死んだ

──輪島が死んだ

 

あばれうまのりお(以下、のりお) 「輪島さんね。亡くなっちゃったんだなぁ。まあ、リアルタイムで全盛期を観てたわけではないし、惜しい人を亡くしたとか、残念だとか、あんまりそういう思い出はないんだけどね。コミックボンボンの『やっぱ!アホーガンよ!』っていう漫画の中の輪島が(俺にとっての)輪島だよね、やっぱり。あとはとんねるずの番組でお見合いしてた有名な人っていう感じだね。プロレスラーとしてはウルフマンと千代の富士のほうが心の拠り所としてはどうしてもでかくなっちゃうよね。でも、写真で見る横綱の時の輪島はすごくかっこいいね。
横綱のプロレスラーと言えば輪島と北尾だけど、元横綱がプロレスに転向した場合に限っては、ウルフマンみたいに大銀杏を結っていてほしいんだよね。
引退する儀式として断髪しないといけないんだろうけど、プロレス的には大銀杏を結っていてくれたほうが正しいし、タイツなんかも誇張したまわしにしたほうがいいよ。大相撲ギミックは可能な限り残すべきですよ!(ドン!と机を叩く)。あと、ファイトスタイルは瞬殺が理想だね。ゴングが鳴る前をできるだけ溜めてから。土俵入りみたいにね。」

 

──確かに、リアルウルフマンみたいなレスラーはいませんね。最近だと大砂嵐もそうですが、相撲色は排除されてしまいますよね。

 

のりお 「相撲から転向したレスラーには相撲取りキャラを全面に出してほしい。・・・入場は化粧回し、弓取りしながらリングインしてくるとかね。中途半端にのど輪落としとか突っ張りを使うだけなんて悲しいよ。ゴングが鳴ったらはっけよい!と勇ましく立ちあいのようにぶちかまし、摺り足でにじりよって、組んで捕まえて押せ押せで、コーナーに串刺し、鉄砲張り手ウォッシュ、のど輪、反撃されてもじっと耐えて、新弟子に稽古をつけるかのように仁王立ち。そして反撃の毒塩撒き(毒霧的な使い方)、さらにうっちゃりで相手はリング下へ転落。リングの外へは降りなくていい。相手が上がってきたタイミングでまたぶちかましてもう一度リングから落とす。次に上がってきたら大木金太郎のような往年の頭突きで攻め続ける。
最後はかわずかけからの、四股踏み固め(ギロチンドロップの要領で四股を踏む。足で両肩を踏みつける形のホールドになっている)だ。3カウントフォールを奪って、結果は圧勝!というのが理想だね。相手になにもさせず、手も膝もマットにつかない。相撲スキルを最大限に活かして戦うのだ。これをやってたら全日本最強と言われてたのは鶴田じゃなくて輪島だったかもしれないよね。」

 

──貴乃花(元)親方も、一連の騒動から姿を消して、突如として大相撲軍団を連れて新日本や全日本のマットに参戦してきたら最高ですね。「相撲が一番強い!」とか言って。まさに理想です。

 

のりお 「貴乃花部屋全員で大相撲維新軍的なものを立ち上げて、もうそのまま団体にしてしまうのがいいよね。もう真の革命戦士だよ。若乃花と電撃和解して兄弟タッグを組んでほしい。もしくは若乃花がヒール参戦、セコンドのディーバが藤田紀子(母)。血で血を洗う抗争だったとしてもそれはそれで最高ですよ。若乃花はアメフト転向した経験を活かしてパワーウォーリア風のコスチュームがいいかな。そんでボノ(曙)と両国で涙の再会。座布団が舞う中で貴乃花の笑顔が見たいよ。ンムフフフ。」

 

──輪島さん関係なくなっちゃいましたね。

 

のりお 「うんばらほ!」

 

 

(インタビュアー:詩人 小林勇太)